糖尿病とシトクロムP450
シトクロムP450(CYP)酵素の異常が糖尿病に関連する可能性についての研究はあります。特に、CYP酵素が活性酸素種(ROS)の生成に関与しており、これが細胞の酸化ストレスを引き起こすことが知られています。酸化ストレスは、糖尿病を含む多くの疾患の発症に関与しているとされています12。
具体的には、CYP2E1などの特定のCYP酵素が過剰に活性化されると、肝臓や膵臓の細胞において酸化ストレスが増加し、インスリン抵抗性やβ細胞の機能障害を引き起こす可能性があります1。これにより、糖尿病のリスクが高まると考えられています。
他にも、CYP酵素の遺伝的多型が糖尿病の発症に影響を与える可能性があることが示唆されています2。
2024年11月7日 | カテゴリー:糖尿病 |