膵がんについて
膵がんは膵管に発症することが多く、顕微鏡による診断では腺癌という組織型です。初期段階では症状がないことが多く発見しずらいがんです。男女とも発症頻度が増加の一途で原因は欧米型の食事であろうと言われています。
膵がんのがん抑制遺伝子で報告のあるものはTP53,CDKN2A,ATM,BRCA1,BRCA2,PALBなどです。
これらの遺伝子に異常がある人は膵がんになりやすいということです。
腺癌の一般論になりますがもともと細胞内のタンパク合成が盛んな細胞において代謝異常が起きると余剰な高エネルギ-電子の行き場がなくなり小胞体機能を維持するタンパクに異常を起こしたり、DNAを直接傷害しやすくなり癌化の方向へと向かいます。
このような理由で甘いものや、小麦、炭水化物の取りすぎ、Ca不足やビタミンB不足は発がんしやすいのです。