ケレンディア ミネブロ 違い
ケレンディア(フィネレノン)とミネブロ(エサキセレノン)は、どちらも非ステロイド型構造の薬で、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)の一種です。
ただし、適応や投与の可否、副作用などには次のような違いがあります。
適応 ケレンディアは2型糖尿病を合併する慢性腎臓病(CKD)の治療に用いられますが、末期腎不全や透析施行中の場合は除かれます。ミネブロは重度の腎機能障害を除いて投与可能です。
副作用 ケレンディアとミネブロは、ステロイド骨格を持たないという特徴があり、ミネラルコルチコイド受容体の選択性がとても高いです。そのため、余計なところに作用せず、副作用が少なくなります。
他のホルモン系受容体への影響 ミネブロはミネラルコルチコイド受容体にだけ選択的に結合するため、他のホルモン系受容体への影響がなく、内分泌系・性腺系の副作用(女性化乳房、月経異常、勃起不全)がみられません。
2024年9月15日 | カテゴリー:生活習慣病, 内分泌疾患・ホルモン異常, 慢性腎臓病, 慢性腎臓病、心不全 |