肥満外来としての当院の役割
肥満は精神心理性、代謝性、ホルモン性、自己免疫性、腫瘍性、食品知識不足性、によって起こります。すべての原因が複雑に絡み合っていることも非常に多い状況です。
大学第三内科、県立総合医療センター、山口労災病院の医師がある程度前向きに対応してくれると考えています(全員知り合いの医師です)。小郡第一、山口済生会も十分に相談のうちにお願いすれば検討してくださるのではとも思います。実情、ここ40年にわたって山口県内で手を上げて積極的な診療体系がなされていませんでした。すこしずつでも第三内科に相談してゆくつもりです。
さて当院では、自己免疫疾患も見ている関係から自己免疫性の原因によりホルモン異常がある患者さんをある程度観てきたこともあり、挑戦的な対峙をおこなっています。除外診断上、MRIやCTを他院で受けてもらったり、ホルモン値の正確な把握のために時間指定的な採血が必要であることをあらかじめ理解していただきたいと考えます。また負荷試験という時間のかかる検査も必要であると理解してください。保険適用のない採血項目も多いので窓口での支払いが2万円を優に超すこともままあります。つまり保険の利かない検査があまりに多く、診断まで3か月~10か月はかかるので患者さんの数もすくないのも手伝って何十年もまともな診療体系が組めなかったのです。
本格的に、お考えの方は神戸大学関連とか奈良県立大学関連をお勧めします。
県内的には、積極的に診療していますので受けています。今までに一番多かったのが、自己免疫性ホルモン性で、2番目は精神心理性でした。
2024年4月29日 | カテゴリー:新着情報, 各種治療学, 生活習慣病, 内分泌疾患・ホルモン異常, その他 |