大腸癌 STAGE4について
大腸から肝や肺とその間まで癌が浸潤している状態です。
術前化学療法を施行して、大腸癌・肝転移・肺転移を縮小してから手術が可能になる場合もあります。
免疫療法では、肝臓や肺に転移している場合、抗癌剤治療に併用して癌免疫が獲得されていないと判断し、DCワクチンを接種します
大腸がんのステージIVの5年相対生存率は18.7%。 結腸がんの場合、16.5%とされています。
ステージIVの進行がんの場合、余命宣告されるケースも少なくありません。
M0 遠隔転移を認めない
M1 遠隔転移を認める
M1a 1臓器に遠隔転移を認める(腹膜転移は除く)
M1b 2臓器以上に遠隔転移を認める(腹膜転移は除く)
M1c 腹膜転移を認める
M1c1 腹膜転移のみを認める
M1c2 腹膜転移およびその他の遠隔転移を認める
NX リンパ節転移の程度が不明である
N0 リンパ節転移を認めない
N1 腸管傍リンパ節と中間リンパ節の転移総数が 3個以下
N1a 転移個数が1個
N1b 転移個数が2から3個
N2 腸管傍リンパ節と中間リンパ節の転移総数が 4 個以上
N2a 転移個数が4から6個
N2b 転移個数が7個以上
N3 主リンパ節に転移を認める。下部直腸癌では主リンパ節および/または側方リンパ節に転移を認める
STAGE4はNX~N3に関係なく 4AはM1A 4BはM1B 4CはM1Cとする
結腸癌の5年生存率20% 直腸がんは15%
殺細胞抗癌剤
フッ化ピリミジン>5FU(フルオロウラシル)/UFT(テガフ-ル)/S1(TS-1)CAPE(カペシタビン)
イリノテカン>CPT11(トポテシン)
オキサリプラチン>OX(エルブラッド)
トルフルリジン>FTD(ロンサ-フ)
分子標的薬
マルチキナ-ゼ阻害/VEGF阻害/EGFR阻害/PD1阻害/CTLA4阻害/BRAF阻害/MEK阻害/TRK阻害
JSCCR | 大腸癌研究会 を参照