踵の痛み
大人に多い踵の痛み#1『足底筋膜炎と有痛性踵骨棘(ゆうつうせいしょうこつきょく)』
40代~70代に多いかかとの痛み『有痛性踵骨棘』についての説明です。
患者様の補足説明用です。
足底筋膜炎(そくていきんまく)
と
有痛性踵骨棘(ゆうつうせいしょうこつきょく)
《概念》
- 40代以降の男性に多い
- 加齢により弾力性を失った足底筋膜の小さな断裂 または、踵骨の足底筋膜や短趾屈筋の付着部に生じた骨棘(こつきょく)による。
- 放置した場合、数か月にわたり歩行困難なくらい痛くなる場合もある。
《症状》
- 40代以降の男性に多く、特に朝の第一歩でかかとの裏の内側に激痛が走る。その時足底筋膜のわずかな断裂が起きる事がある。
- 足底筋膜がわずかに断裂した後、付着部のテンションが下がり日中の痛みが消失することがあるが、翌朝再び激痛を繰り返す。
- 整形外科でレントゲンをとってもらうと上の写真のように、見るからに痛そうなトゲが写ることがある。これを踵骨棘(しょうこつきょく)という。
- トゲがなくても痛みが出る人、トゲがあっても痛くない人がいる。なのでトゲの有無は診断のひとつの材料ではあり、治療の上で最重要というわけではない。
- ランニング、ジャンプなどの負荷の大きい運動は控える。
- 土踏まずのあたりをほぐして、踵骨にかかるテンションを下げる。
2024年12月11日 | カテゴリー:その他 |