薄毛治療(インスリン抵抗性)
最近のfollicle biology毛包細胞群生理学の論文にはTNFaが悪玉因子としてよく出てきます。TNFaはざっくり言うと炎症をおこすサイトカインである。肝臓においては、インスリンの効きを低下させます。動脈においては単球の血管浸潤を促進し動脈硬化をおこします。心筋細胞では収縮力を劣化させます。当然このような状況では毛母細胞ではタンパク質合成を損ないます。ここからは私見ですが、髪の毛を作るということは、すごい勢いでタンパク質を合成しているという事実があると言うことです。ケラチンという蛋白です。タンパク質合成で忙しい細胞といえば肝細胞と膵β細胞です。この辺の機能が悪いひとについて増毛という観点において気になるとこです。