薄毛治療 DHT/ジヒドロテストステロンについて
まず大元のコレステロールを原料として黄体ホルモンのプレグネノロン、17αヒドロキシプレグネノロンと17αヒドロキシプロゲステロンがつくられる。ここから17,20脱離酵素によって、いくつかの男性ホルモン、デヒドロエピアンドステロン、アンドロステンジオン、アンドロステジオ-ル、テストステロンがつくられる。最後にテストステロンから5-αレグタ-ゼによってDHTがつくられる。DHTは、5α-還元酵素によって、テストステロンから不可逆的に合成される。これは、生殖器(陰茎、陰嚢、陰核、大陰唇)前立腺、皮膚、毛包、肝臓、脳などの組織で起こっています。テストステロンの約5~7%gaDHTに5α還元され1日あたり約200~300㎕のDHTが体内で合成される。ほとんどのDHTは皮膚や肝臓などの末梢組織で生成されるが、血中を循環しているDHTのほとんどは、特に肝臓で生成されています。精巣および前立腺は、循環血中のDHT濃度にほとんど影響をあたえていない。一番気になるのが、アルドステロンから3αアンドロスタンジオ-ルを経てDHTになるブレイクスルー経路が存在することです。つまり、いくらフェナステリドを飲んでもDHTが作られるということ。
2024年3月25日 | カテゴリー:新着情報, 薄毛治療, 内分泌疾患・ホルモン異常 |