糖尿病の合併症
糖尿病の合併症 旧来は糖尿病の合併症は細小血管と大血管の2群にわけて理解されてきました。現代では細胞の外の環境において血糖が高い状態の糖毒性と細胞の中の糖が増えて相当する酸素量を凌駕し酸化ストレスを起こす糖負荷状態にわけて理解がすすんでいます。脳梗塞や心筋梗塞は糖毒性により血管内皮細胞に対して接着性の高い白血球である単球が接着し、動脈硬化とともに血管をれん縮させ血管閉塞を来たし梗塞を起こすものです。EPAをはじめ抗血小板薬で阻止が可能です。糖尿病性神経障害は細胞糖負荷により神経細胞内の小胞体機能が低下し細胞膜電位が変化して起こるものです。