レイノ-症状(膠原病)
手足の指趾が血流の低下によって、白→青→赤色に変色することが特徴とされています。この症状が起きる機序は非常に複雑で多因子複合的です。つまり、症状は同じであっても個々によって原因の組み合わせが多様です。このことがなかなか確立した治療法のない一因です。精神神経的背景、末梢神経の炎症、神経筋接合部の状況、血管そのものの状態、全身的な炎症状態、NOの状況、遺伝的な背景、Ca受容体の変異、アンギオテンシン変換酵素の状況、ブラッジ-キニンの状況、エンドセリンの関与状況などが報告があります。海外文献的にはニフェジピンとコルヒチンの組み合わせがいいとの報告があります。