ベーチェット病について（その２）｜ざいつ内科クリニック｜山口市小郡の一般内科、血液内科、アレルギー科

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ベーチェット病について（その２）

再発性多発性口腔潰瘍を特徴とする全身性炎症性疾患である。日本人では１０万人当たり12人（2022）である。

原因は不明ですが、以下の要因が関与していると考えられています:

遺伝的な要因:
- 特定の遺伝子、特にHLA-B51という遺伝子がベーチェット病の発症と強く関連しています。HLA-B51を持つ方は、持たない方に比べて約6～9倍ベーチェット病になりやすいとされています ¹ ³。
- また、HLA-A26という遺伝子も日本人のベーチェット病患者さんに多くみられることがわかっています ¹。
喫煙:
- 特に慢性進行性の中枢神経病変と強い関係があることが報告されています ¹。
口腔内の衛生環境:
- 歯周病治療や口腔内ケアを行うことで、ベーチェット病による口内炎（口腔内潰瘍）が減ることがわかっています ¹。
腸内細菌の構成:
- 最近の研究により、腸内細菌の構成がベーチェット病の患者さんと異なることがわかり、発症との関与が想定されています ¹。

2024年4月9日 | カテゴリー：膠原病, 免疫疾患 |

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