血管炎症候群
免疫複合体は血管炎を起こすことが知られている
またクリオグロブリンとリウマトイド因子の複合体も血管沈着することも知られている
血管の位置、大きさ、性質、免疫の異常パタ-ンそれぞれがさまざまである
ゆえに単なる診断基準では簡単に分類できない
2012 CHAPEL HILL分類
大血管炎>>高安動脈炎 巨細胞性動脈炎(GCA)
中等大血管炎>>結節性多発性血管炎(PAN) 川崎病
小血管炎>>ANCA関連血管炎(MPA,GPA,EGPA)
種々大の血管炎>>BECHET COGAN
単一臓器血管炎>>cutaneous leukocyteclastic angitis 皮膚動脈炎 原発性中枢神経動脈炎
全身疾患伴血管炎>>SLE RA SARDOID
その他血管炎>>b型肝炎、C型肝炎、梅毒、薬剤、癌
治療者の立場で言うと、いつもひやひやする分野です。たとえ臨床的にうまくいっても学術的に妥当性があるか、保険診療的にその範疇にあるのか?いつもドキドキします。
2024年7月25日 | カテゴリー:関節リウマチ リウマチ外来, 膠原病 |