甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症について
検診で首の腫れを指摘されて、2次検診で
採血と甲状腺エコー、時には頸部のX線写真を行いチェックします。
一番多いのは単純甲状腺腫で甲状腺ホルモン異常はなけれども甲状腺に粘液だけたまっている状態です。
単純な経過観察のみで自然縮小するので放置です。
厄介で分かりにくいのが亢進症と低下症が同時に存在し、疾患同士が症状を打ち消しあっているときです。
そのため、罹患当初は治療が必要なくても時間が経過したのちには低下症もしくは亢進症として顕性化する場合です。
そのことが強く疑われる時には時間を空けてチェックする必要があるので不思議に思われることも多いと感じます。
2024年11月18日 | カテゴリー:甲状腺 |