関節リウマチの血管炎について
関節リウマチは血管炎を伴うことがる。1%例くらいで悪性関節リウマチともよぶ。
主に微小血管で皮膚のものが多いが、結節性多発動脈炎様つまり中小動脈も侵されることがある。
紫斑、皮膚潰瘍、 指趾壊死、上強膜炎、単神経炎、消化管出血、心筋梗塞、などがあればつよくつよく疑う。
悪性関節リウマチの診断基準は以下の要素に基づいています:
臨床症状と検査所見:
- 多発性神経炎または多発性単神経炎
- 皮膚潰瘍、梗塞、または指趾壊疽(感染や外傷によるものは含まない)
- 皮下結節
- 上強膜炎または虹彩炎(他の原因によるものは含まない)
- 滲出性胸膜炎または心外膜炎(感染症など、他の原因によるものは含まない)
- 心筋炎
- 間質性肺炎または肺線維症
- 臓器梗塞(血管炎による虚血、壊死に起因した腸管、心筋、肺などの臓器梗塞)
- リウマトイド因子高値
- 血清低補体価または血中免疫複合体陽性
組織所見:
- 皮膚、筋、神経、その他の臓器の生検により、小ないし中動脈の壊死性血管炎、肉芽腫性血管炎、または閉塞性内膜炎を認めること
診断のカテゴリー:
2024年4月18日 | カテゴリー:関節リウマチ リウマチ外来, 免疫疾患 |