関節リウマチの定義
ACR/EULAR関節リウマチ新分類基準(2010)は、関節リウマチ(RA)の診断と分類に用いられる基準です。
目的:
関節炎を新たに発症した患者を分類することを目的としています。
骨びらんを伴い、かつて上記分類を満たしたことがあれば、関節リウマチと分類します。
評価対象の関節:
大関節: 肩、肘、股、膝、足関節
小関節: 手関節、2-5指PIP・MCP関節、母指IP関節、2-5趾MTP関節
2-5指DIP関節、母指CM関節、母趾MTP関節は評価対象から除外されます。
RA新分類基準は、早期診断に感度を持ち、関節リウマチの疾患概念を「持続的関節炎または骨びらんを伴う関節炎に進展する可能性が高い末梢性多関節炎」と定義しています。
2024年4月6日 | カテゴリー:関節リウマチ リウマチ外来 |