関節リウマチの症状は気圧と関係します
関節リウマチ患者さんの間では、「天気の悪くなるとリウマチが悪化する」とか「リウマチの痛みが悪化することで、これから天気が悪くなるのがわかる」などの実感があることは、昔からよく知られていました。
- リウマチ患者さんの関節の腫れや痛みの指標と、気象データのうちの「気圧」とが、統計学的に負に相関する(気圧が低いほど、関節リウマチの腫れや痛みの指標が悪化する)。
- 「湿度」も相関するが、「気圧」は「湿度」「気温」の影響を加味しても相関する。「気温」との間には相関がみられない。
- リウマチの評価日からみて、3日前の「気圧」が最もよく相関する。
- 血液検査の炎症を表す数値との間には、相関がみられない。
この結果は、リウマチ患者さんの実感ともよく合致するものです。
2024年8月6日 | カテゴリー:関節リウマチ リウマチ外来 |