結晶誘発性関節炎
痛風性関節炎とCPPD結晶沈着症(偽痛風)がある
痛風性関節炎:関節内に剥落した尿酸塩結晶が引き起こす関節炎、関節、関節周囲に沈着していた尿酸塩結晶が、急性な尿酸濃度の変化や物理的刺激によって関節腔内に剥落する
尿酸結晶はMφに貪食され、NLRP3インフラマソームが活性化されIL1,IL18を分泌して周囲の細胞がケモカインを産生しそれによって、好中球が炎症性のエフェクター細胞として誘導され、関節組織障害を引き起こす。化膿性関節炎、外傷性関節炎、回帰性リウマチ、偽痛風発作との鑑別が必須
CPPD結晶沈着症:calcium pyrophosphate dehydrate結晶沈着症 軟骨面に付着していたCPPD結晶が遊離して炎症をおこす
リスク因子は加齢、甲状腺機能亢進症、ヘモクロマトーシス、低リン血症、低マグネシウム、慢性痛風、半月板切除術、ギッテルマン症候群、骨端異形成
2024年8月3日 | カテゴリー:関節リウマチ リウマチ外来 |