頻脈の治療
- β遮断薬: 心拍数を減少させ、心臓の負担を軽減します。例として、プロプラノロール(インデラル)、アテノロール(テノーミン)などがあります。
- カルシウム拮抗薬: 血管を拡張し、心臓の負担を軽減します。例として、ベラパミル(ワソラン)、ジルチアゼム(ヘルベッサー)などがあります。
- ナトリウムチャネル遮断薬: 心臓の電気信号を調整し、不整脈を抑制します。例として、キニジン、リドカインなどがあります。
- カリウムチャネル遮断薬: 心臓の電気信号を安定させ、不整脈を防ぎます。例として、アミオダロン(アンカロン)、ソタロール(ソタコール)などがあります。
まずは心電図をとり上室性か心室性かどうかを鑑別する。もっとも、全身状態が悪く、ショックなどを疑った場合はこの限りではない。上室性か心室性かどうかはQRS幅によって区別する。
- 上室性頻脈
- 洞性頻脈
- 心房細動
- 心房粗動
- 心室性頻脈
- 心室細動
- 心室頻拍
- 変行伝導を伴う上室性頻脈、主に脚ブロック
- 初期診療において重要なこと
- 意識障害、頻脈以外のバイタルサインの変動、心室性頻脈の場合は危険な場合がある。
- 原因となる基礎疾患、酸素不足や感染症はないのかというスクリーニングがされているか常に考える。
2024年7月24日 | カテゴリー:循環器 |