好酸球増加について
好酸球増加症は、白血球の一種である好酸球が増加している状態を指します。好酸球は免疫系の細胞であり、寄生虫攻撃やアレルギー反応に関与しています。以下は好酸球増加症についての詳細です。
原因:
- 好酸球増加症は、反応性(二次性)と特発性(一次性)に分類されます。
- 反応性好酸球増加症は、アレルギー疾患、皮膚疾患、自己免疫疾患、薬物反応、腫瘍などが原因です。
- 特発性好酸球増加症は、明確な原因がない状態で好酸球が増加するものです。
症状:
- 全身症状:食欲不振、疲労、発熱、筋肉痛、体重減少など。
- 皮膚:炎症、赤み、かゆみ、発疹、血管性浮腫。
- 呼吸器:呼吸困難、喘息、咳嗽、胸膜炎など。
- 心臓:心不全、心拍数増加、息切れ、胸痛など。
予後:
- 好酸球増加症自体は直ちに生命を脅かすことはありません。
- 原因が治療可能であれば予後は良いですが、重篤な疾患の場合は予後が悪くなります。
好酸球増加症はまれな疾患であり、20~50歳代の男性に多いことが分かっていますが、有病率など詳細は明らかではありません。12
2024年4月8日 | カテゴリー:白血球異常 白血病・骨髄異形成症候群 |