動脈硬化症
動脈硬化は、塩分過多、高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、精神的ストレス、膠原病、アレルギーなどの慢性的な炎症によって起こります。動脈に炎症があり、悪性物質が沈着すると、血管の内部や外部が損傷しやすくなります。
最終的には、血管が閉塞してしまう病態です。死因の25%を占めるので、早い段階から薬剤を使用した方がよいでしょう。当院では、炎症の度合いも当日の採血で結果をチェックできます。
主には生活習慣病において血管内皮細胞が酸化ストレス状態になります。酸化ストレス状態とは細胞内部にエネルギーの高い電子が余ってしまう状態です。これにより、DNA損傷をはじめ、細胞内酵素群の変質が起こり炎症性のサイトカインなどを産生し、それに誘導されて炎症がおきます。
炎症は血管の攣縮や中膜の硬化を起こします。
2023年9月25日 | カテゴリー:動脈硬化症 |