生活習慣病患者における末梢血単球数の意義
INTRODUCTION:現代の生活習慣病の病的終末状態は心不全、腎不全、また急性の血管の破綻である。その病態進行のメカニズムは、各細胞内の酸化ストレスと細胞外での自然炎症である。とくに心筋梗塞や脳梗塞は
血栓による狭小化した動脈での閉塞という病態として理解されているが、前駆段階では狭心症であったり一過性の脳虚血発作という血管平滑筋の攣縮という病態が存在する。RUSSELL ROSS
の古来より、高血圧、高血糖、低血糖、高脂血症、慢性腎臓病の病態により動脈の血管内皮細胞に酸化ストレス反応が起こり、前炎症状態によるサイトカイン/ケモカインの分泌や接着分子の発現により単球の誘導と、接着、浸潤が
2024年10月21日 | カテゴリー:基礎知識/物理学、統計学、有機化学、数学、英語 |