t検定
2つの集団の観測値の平均が確率的に異なるかどうかを評価するためには、t検定を使用します。以下に、2つの集団の平均値の差を信頼区間で評価する方法を説明します。
2標本平均の差の信頼区間:
- 2つの集団(例えば、新しい治療を試した群とコントロール群)の平均値の差を比較します。
- 信頼区間は、真の母平均の差を含む可能性のある範囲を推定します。
- 公式は次の通りです:
- 母平均間の差の信頼区間(つまり「真の差」を、ある信頼度で含むと思われる範囲)
- ここで、
- (x_1), (x_2): 標本1と標本2の平均値
- (t): 信頼水準と自由度に基づくt臨界値
- (s_p): プールされた分散
- (n_1), (n_2): 標本1と標本2のサイズ
- ここで、
解釈:
- 信頼区間が0を含まない場合、2つの集団の平均値の差が統計的に有意であると言えます。
- 信頼水準が高いほど、信頼区間が広くなり、真の母平均を含む可能性が高くなります。
3. 対応ありデータの場合:
- 対応ありのデータ(同じ被験者の前後の測定値など)の場合、別の公式を使用します。
2024年7月15日 | カテゴリー:基礎知識/物理学、統計学、有機化学、数学、英語 |