イリノテカンについて
効能又は効果 ·········································································
小細胞肺癌、非小細胞肺癌、子宮頸癌、卵巣癌、胃癌(手術不能又は再発)、結腸・直腸癌(手
術不能又は再発)、乳癌(手術不能又は再発)、有棘細胞癌、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、
小児悪性固形腫瘍、治癒切除不能な膵癌
作用部位・作用機序
イリノテカンは生体内でカルボキシエステラーゼによりSN-38に変換され強い抗腫瘍活性を
示す。トポイソメラーゼⅠと結合しcleavable complexと呼ばれるDNA-酵素-薬物の複合体を
作り安定化させることによりDNA合成を阻害する。細胞周期のS期の細胞に対して特異的に殺
細胞効果を示す。